では藤本式記憶術の音声001の感想です。
この音声は宅建の問題と回答の覚え方を
藤本憲幸さんが藤本式記憶術をやりながら
解説している音声でした。
内容は建築基準法。
音声の長さは6:38、短めです。
正直なところよく分からない内容・・・
と感じる人もいると思う音声です。
記憶術の本を読んでいる人はある程度分かると思います。
というのも、イメージに変換するなどの基本的な
記憶術の知識がないと、何をやっているのか
わからない状態になるからです。
「試験問題のこの部分をこのように記憶します。」
と言われても、
「なんで?どうやて思い出すの?どうやって試験に使うの?」
となってしまう人もいるということです。
その「何で?」の部分の説明がほぼありません。
一応、あるにはありますが、それで記憶術が
できるようになるわけではないのは
当然分かると思います。
基本的にイメージ変換型の
渡辺式記憶術と同じなので、
○○を○○のイメージに変換して・・・・
という有名なやり方でやっています。
それを音声で過去問を使って
実演しているわけですが、人の頭の中は
事細かに解説しないとわかりません。
しかも解説が上手くないとわかりませんよね。
物体ではない情報という頭の中の要素は見えません。
だから、解説が上手くないと相手に伝わらないんです。
右脳型のイメージ記憶術だと、
「○○というのをやかんに変換します。」
というように解説が細かくないから
「え?なんで?」
という疑問が湧くんですよね。
もしくは、やった後に、
「そんなので覚えられないよ!」
「100個やったけどこの方法でぜんぜん思い出せないぞ!」
というように感じる人も多いでしょう。
これは過去にたくさん記憶術が書籍で発売されていて、
多くの人ができないことで実証済みです。
(複数の記憶術のセミナーで色々聞いた)
なんですが、重要な部分の解説がしっかりしていないから
であり、僕自身もとことん躓きました。
イメージは頭の中で作り上げるものだから、
個人差があり、個性や感覚などの差も
すごいわけです。
そして、
自分の頭に浮かぶこのイメージで記憶に残るのか?
という判断基準も無いので、上手くできているのか
できていないのかがわからない
という曖昧なものなんですね。
僕はこの手の記憶術を散々やってきたので、
できない人の気持ちがわかります。
「これで覚えられましたね。」
と言われても、
「いや、たぶんムリです。」
となってしまいます。
ためしに100個覚えてみたとして、
数日後や数週間後にチェックしてみると、
やはり覚えていないんですね。
僕の分析だと藤本憲幸さんは、
右脳が発達している人なので、
このやり方でも覚えられるのだと思います。
右脳型・感覚型の人は解説が大雑把だったり、
解説下手で論理的でない説明をする人が多いです。
この部分を解消している記憶術が
吉永賢一さんの大記憶法だったので、
僕は感動してお勧めしているわけです。
昔から本で出版されている
記憶術はだいたいがこんな感じの解説不足な
印象があり、できるようにならなかったんです。
こういうことを書いていると、
「できないのはお前だけだろ?」
といわれるかもしれませんが、
僕は複数の記憶術のセミナーに
行ったこともあるので、その会場の人と
色々話して皆の状況もわかっているので、
僕だけではないんですよね・・・。
ということで、とりあえずまだ音声1つ目ですが、
藤本式記憶術は僕の感想としては内容は本と変わらず、
音声も分かり易くなっているわけでもない
と感じました。
渡辺式記憶術と同じで、イメージ変換の解説が
詳しくないので、できない人が多いと思う
という感想です。
記憶術に興味がある人などの参考になれば幸いです。