つがわ式体験記という感じで書いていますが、
とりあえず本日は第10章。
つがわ式記憶法(国家試験)の10章は全12ページでした。
この章は特に解説もなく、いきなりQ&Aから始まります。
というか全編Q&Aのみです。
なので、特にこれといって繋がりやまとまりが
あるわけでもなく、ぶつ切りの質問と回答が
載っている形です。
個人的にはあまり役に立たないと感じました。
もちろん、それぞれの質問と同じ疑問を
持っている人が読めばそれなりに
ヒントになるでしょう。
ただ、結局言っている事の大部分は
もう既につがわ式の1・2章で言われてきた
ことの繰り返しなので、質問や回答以前に、
大抵はそれで学習すればよいという内容です。
津川さんの回答自体も
○○(1章・2章に載っている)でやってください。
という感じなので、僕の言っていることの
信憑性は伝わると思います。
それと、質問に対する回答もかなりあっさりしています。
それはもちろん、既に解説済みの方法を
やってくださいという内容なので、
あっさりするわけです。
それと、気になったところが、
つがわ式では「○○は××さえ覚えていれば忘れません。」
というような言葉が出てきます。
この××を見抜くのがそもそも普通の人には
できないので、回答があっさりしていて
役に立ちにくいと感じたわけです。
見抜くのができないというのも、
専門家が結構な数の問題を分析してきて
その経験で分かってくることなので、それを
通常の学習者に求めるのは酷だなーと感じました(笑)
「違いがわかるからこそ専門家」なわけなので、
ハイレベルな要求をしている印象を受けると思います。
その他、だんだん「世界最速」という
言葉から離れてきていて、反復・復習する
為のガイド的な内容になってくるので、
記憶法というより力技に感じてしまう人も多いでしょう。
というのも、赤シートや空欄問題を自分で
作っているようなものなので、それで覚えられないから
高いお金を出して画期的な記憶法を欲しがっているんだよ
とある販売者が言っていました。
記憶法というより勉強法なので、
記憶の仕方を期待している人にはお勧めできず、
勉強法を買おうと思っている人向けだといえます。
その他、気になったのが、
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○○の本によると、○○と書かれています。
それなら○○をきっちり覚えれば合格の可能性は
高くなると思いました。
○○を調整すればそれだけで合格できるみたいです。
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など、人からの意見を元にこう思った、こうみたいです。
という考察が頼りなく感じてしまう部分もあると感じます。
自分の意見や分析、経験をしっかり入れている記憶法
でなければ購入者は不安になるでしょう。
一応つがわ式記憶法の10章はこのような感じでした。
僕自身は多くの記憶術や勉強法
を試しているので、やはり比較するとツッコミを
いれたくなる部分は多かったです。
あまりやり過ぎると批判になってしまうので
難しいですが、売り手は売る為に、
如何に凄いかを書くので、実際にやっている人の意見を
引き算して検討するのがいいでしょう。
まとめると、
何度も書かれているので読んでいくと分かりますが、
徹底的に自分で分析して、正攻法でかなり
勉強しないとダメってことになりますね(笑)
そうなると「記憶法ってなんなのよ?」
と考えてしまいますが、その辺りは、
効率のいいヒントを教えてます。
という感じでしょう。
「大枠は教えているけど、細部は各自でやってね」
という捉え方が近そうです。
「その細部ができないんだよー!」
って人には厳しいと思われます。
購入ページと比べるなどして
参考になれば幸いです。
とも