つがわ式記憶法の第9章は「国家試験 選択問題対策」
ということで、いつも通りレビュー的感想を書いてみました。
印象から言うと、つがわ式第9章は
かなり抽象的に書かれていました。
一言で要約すると自分で分析して
出題パターンを見抜きましょうという感じ。
それを1ページだけ言っています(笑)
ちょっとビックリ(笑)
もう少し詳しく言うと、このつがわ式の9章は
全9ページで、1ページが解説、残りの8ページが
Q&Aとなっています。
Q&Aでは色々な問題に対して、こういう場合は
どうすればいいですか?
という質問に「こうやってみてください。」
という回答があるわけですが、それがかなり抽象的で
地道な作業なので、世界最速とか速い、すぐできる、
とか思っている人は勘違いしてしまうでしょう。
どういう内容かというと、
僕が昔読んだ国語の本でこんな内容の本がありました。
分かりやすい例で言えば、常に○○しなければならない
という「常に」が付いている問題は大抵間違いである。
今回のつがわ式9章は
このような感じのパターンを分析しよう、
見つけようという内容です。
しかもそういうパターンが載っているわけではなく、
自分で分析しようという内容。
なので、タイトルも世界最速とか
にはなっていないし、1ページだし、
抽象的だしで、やりかたも分からない人が
多くなるでしょうね。
そのあとにQ&Aが載っていますが
それらを読んでいて、思ったのが、記憶法というより
やはり勉強法だという印象を強く持ちました。
このつがわ式の第9章には記憶法という
文字は入っていませんが、全編をまとめて
「つがわ式記憶法」として教材を売っているので、
ちょっと違和感があります。
記憶法より勉強法の方があっているように感じるので、
記憶術とかイメージ記憶とか好きな人は買うと
「え?」という感じになるので注意です。
勉強法としてはテクニック重視でムダを徹底排除するタイプの
勉強法なので、優秀だと感じました。
でも、この章に関しては実践できる人は少ない気がしますね;
その理由は、こういうものは比較してパターンを見つけていく為、
多くの問題を解く過程で身に付くのが普通です。
僕自身勉強ではない分野でこのようなことを
教えているのでわかりますが、これは即効性を
求める人には向かない勉強法です。
逆に長い目で見てこのような思考ができるようになると
ムダが減り、ポイントが即わかるようになるので
かなり楽になります。
でもこのような思考ができるようになるまでには、
一生懸命大量に数をこなさないとなかなか
難しいわけです^^;
自分の専門分野を極めるくらいの
意気込みで大量に勉強していく中で
違いが分かってパターンが見える感じです。
なので、そういう部分を考慮して
購入を検討したほうがいいでしょう。
以上、お役に立てば幸いです。
とも