医者の勉強法を考察してみた
医者という職業は、一般的に頭が良いとされる職業です。
学校の勉強でもやはり高い成績でなければなれません。
医学部に入るのも難しいですし、しっかり勉強してきた人がなる職業であることは確かでしょう。
なので医者の勉強法を参考にして、自分なりの道において、勉強効率を上げていきましょう。
医者の勉強法01 予習を大切にする
小さい頃から医者を目指しているお子さんまたは、親御さんが医者にさせたいという場合は、小学校入学前から勉強をさせているということが多いもの。
なかには、小学1年生で因数分解ができるレベルだったりもします。
基本的に学校の前に塾や家庭教師による予習をしている場合が多く、学校の授業は復習という流れになります。
予習を大切にすることと、復習も行うということ。
この2つはポイントです。
何がポイントかというと、事前に習ったことを学校の勉強で復習し、テストも受けることで、成績が良くなる率は格段に上がります。
テストで良い点数を取れば、それだけ自信がつきます。
成績が良くなればそれだけで自信がつくので、勉強へ対する意欲や姿勢が変わるのです。
更には、勉強するのが普通の状態であり、普通の状態が通常の人より勉強量が多い状態になっている点でしょう。
よく環境が大事と言いますが、人によって当たり前が違うのが環境による差です。
いかに当たり前の勉強環境を普段から作っているかが大きな差となっていく事を意識しましょう。
ただし、親が子供に強制過ぎて勉強をさせるのは大きな間違いです。
本人のやる気を削ぐ結果になることや、親のレールの上で進んだ人生は、例え良い職業や企業に就職できたとしても、本人の幸せには繋がらないことがとても多いからです。
勉強のポイントは自分がやりたいことをやるための勉強であること。
そして、興味を持って、勉強自体が楽しい状態です。
このような環境を親がサポートすることが良いでしょう。
勉強をする本人も自分でこのような意識を持って、その環境を自分で作っていく努力が必要になります。
だからと言って楽しいばかりの勉強ではない部分も出てくるでしょう。
そういう部分を減らすためにも、予習として勉強を先に進めることで学校の授業についていきやすくなるのはもちろん、復習など、自分のしたい勉強に力を入れることもできます。
他人から強制されてやると、勉強嫌いになりやすいので、本人も親は気をつけなければならないでしょう。
医者の勉強法02 長時間勉強する
医者は仕事についてからも手術や専門的な学びの連続でしょう。
つまり、長時間勉強することに慣れているということです。
まずは勉強を長時間行う集中力や忍耐力を付ける必要があるでしょう。
しかし、短時間で効率よく、そして忍耐力ではなく、楽しみながらやる力を目指すべきなのです。
この両方を経験すると思いますが、一つのくくりとしては長時間勉強する方法を身につける事が、医者の勉強法の共通点でもあります。
では、長時間勉強する工夫としてどのようなものがあるのか?
という話ですが、実際に医療現場では長時間の手術などを行う事が多いようです。
僕の知っている医療関係者の話では、1日で3人も手術して物を食べる暇がないほど仕事をしているすごい医者もいるようで、長時間集中している状態が続くとの事。
このような人たちが長時間集中できるのはなぜでしょうか?
それは、緊張感・使命感のようなものがあるから。
綺麗事ではなく、ある程度人をどうにかしてしまう現場なので、緊張感と使命感があり、自然と集中して手術をしているとのこと。
緊張感は忙しさもあり、失敗が許されない環境でもあること。
使命感は治療や助ける事からくる使命感。
自分が勉強をする際にだらけてしまったり、いまいち乗り気ではないのは、このような緊張感や使命感がないからともいえるでしょう。
何かを勉強している時に、このような感覚を持てるようにして勉強できる人は、やはり長時間集中力が続くものです。
この緊張感と使命感ばかりの現場では疲れてしまうこともあります。
なので、この緊張感と使命感の他に、興味やスキルアップなどの自分の欲もうまく絡み合っている事もポイントになるでしょう。
勉強している時に、怠い・やりたくない・つまらないなどの感情が強く、勉強が捗らない人は、使命感か緊張感を持たせる工夫をしてみると良いと思います。
ただし、そんなに簡単にできるものでもないのは事実なので、自分がどのような時に緊張感を持つのかを考えながら試していく事がおすすめです。
具体的には、好きなこにテストの点数を見せるとか、そういう緊張感でも勉強が捗ると思います。
医者の勉強法03 集中力と集中しすぎない力
人間には集中力の限界があります。
あまりも集中しすぎては後に続きません。
という理論がありますが、一極集中した後に、あまり勉強しない集中型もあります。
ムラなく適度に集中して勉強をこなせるタイプか、すごく集中して一気にやり切るタイプかは人それぞれですが、勉強において復習は必須。
集中し過ぎないのは復習する時だけで、新しいことを勉強する時は集中する。
このように違いを分けてやってみる事が勉強のヒントになるでしょう。
復習をする時にとにかく集中して復習するという人もいるかもしれませんが、もし勉強が上手く行っていないなら、やり方を変えてみるのがおすすめです。
復習はサラッと済ませればよいとしたら、それほど意気込まないで勉強できるわけです。
集中力は疲れたり、その後の休息・気分転換が必要なのも事実なので、復習する時に使うのはもったいないという考え方も取り入れて試してみてください。
復習の方法は人それぞれ効率的なものを考えて試すのがおすすめです。
個人的におすすめなのはマインドマップや目次を見ることです。
ただ、この辺りは全体像の把握だけに終わりがちなので、細かい復習などもしていくにはやはり個人の生活スタイルや気質にあった復習があるもの。
結構ヒントを書いたのでまずは自分なりにやってみてくださいね。
今後もいろいろ書いていくのでその中に復習方法もあるかもしれません。
医者の勉強法04 ガムを噛む
いきなりガムを噛む・勉強法という変な話になりますが、ガムを噛むことによって脳への負担が減るという話があります。
検証は必要ですが、まずは実践してみてみるのも良いと思います。
結果として良ければ続ければいいので。
単純にそれだけです。
当然おすすめかというとやや疑問ですが、脳への負担が大きいと感じた場合は試してみましょう。
医者の勉強法05 勉強時間のメモを取る
メモを取ることで自分がどのくらい勉強をしたのか明確になります。
このことにより、達成感が出て継続して勉強ができるようになります。
勉強時間が気になって不安になってしまう人には良い習慣になります。
一週間ごとや毎日など、記録の仕方には色々ありますが、自分がしっかり勉強している!と感じられるように記録するのがコツです。
結局勉強法も大事ですが、気持ちの面が土台になるので気が散りやすい人は試してみましょう。
医者も患者の記録を見ますが、わりとコツコツと記録していくのは大切なことなので、勉強法に取り入れましょう。
医者の勉強法06 毎日少し運動する
医者は医者だけに健康に気を使っている人も多いようです。
ウォーキングなど軽い運動を30分から1時間するのがいいでしょう。
リフレッシュになります。
ただ、ウォーキングや軽い運動中も勉強をしても効果的。
何かを聴きながらやるなど、勉強の仕方は工夫次第です。
健康と勉強は一致する部分もあるのと、部屋にこもってやると捗るタイプや勉強の種類と、外に出て勉強したほうが捗る人や勉強の種類もあります。
よくスタバなどのカフェで勉強している人がいますが、そういう違いもあるので、運動したり、外に出てみることもおすすめです。
僕は歩いたり、カフェで勉強もします。
その際に、やはり勉強効率が上がっているのは実感できます。
記録としても出ているので、やはりおすすめです。
医者の勉強法07 合格点より100点を目指し勉強する
勉強のできる人の勉強法では、合格点を目指す勉強法がわりと多いものですが、医者の勉強法では100点を取るように勉強するようです。
当然、皆が皆そういうつもりではありません。
ただ、手術では100点を目指さ無いといけない部分もあり、レベルが高い人の意識としては100点を目指す勉強法になるようです。
100を目指す勉強法とはどういうものかというと、単純にわからないことを、わかるまでやること。
わからないものをわからないままにしないことです。
意外と簡単ですが、意外とめんどくさく、意外と誰もできません。
一つずつ突き詰めて理解していくと、基礎も固まり、他の問題にも対応しやすくなります。
ただし、一般に勉強のできる人たちがやっている勉強法の多くは、合格点ギリギリでもいいから受かった者勝ちという意識からくる勉強法。
なので、どちらの勉強法を取るかですね。
基本的にわからなければ調べるようにします。
このプロセスがめんどくさいし、時間も掛かるので、多くの人が省きたがるのです。
しかし、この調べるということが習慣付いた人は、理解も進みわからないことも減り、成長していくようになります。
意外と少しの差ですが、日々わからないことを調べて「わからない」を「わかる」に変えている人と、「わからない」を「わからないまま」
にしている人とでは大きな差ができていくのです。
勉強は継続が大事と言われますが、単純に継続するのではなく、このようにわからないことをわかるに変える作業をしていると意識し、実際に調べる癖をつけていくことが、継続の大きなポイントになります。
あなたが勉強していて、今まで調べることをおろそかにしていたら、そこから進んでいないという事になっているのではないでしょうか?
そういう部分を改めて考えて、わからないをわかるに変えていきましょう。
調べ方もわかる人に聞くなどすれば早いので、工夫すると良いでしょう。
医者の勉強法08 暗記よりも理解を優先する
暗記・記憶は基本的なことですが、結局医療現場に行ったり実習を行うと理解ができていないと対応できません。
なので、暗記よりも理解を優先する・・・となりますが、それよりも学習効果として、理解する事によって自然と記憶できるということが、暗記よりも理解を優先するという勉強法に繋がっているようです。
理解できる知識は暗記しやすくなるのも事実なので、勉強が上手く行っていない場合は、理解を深める事に比重を置いてみて、その後、暗記か理解か、自分の状況や感覚に応じて上手くいく方法を取るようにするのが良いでしょう。
ただし、理解できていないと応用や、レベルの高い知識は得られないので、やはり勉強に理解は外せません。
医療現場レベルの意識を持ちながら勉強するという意味も込めて、理解を念頭に置いて、学習スタイルを変えてみると、合格や達成、成績アップに繋がるきっかけになると思います。
医者の勉強法09 週40時間以上勉強する
これは医者になる前となった後で違いますが、医者になる前の人は週に40時間は勉強している人が多く、やはり長時間勉強をするのが当たり前になっています。
1日6時間×7日=42時間
学校や仕事の後にこれだけできますか?
単純な話ですが、専門的でレベルの高いものを目指す場合、ある程度まとまった時間の勉強が必要になります。
一定期間集中してその勉強に集中するということです。
そういう人たちがいて、そういう人たちと比べた時に、自分に何が足りないのかがわかるでしょう。
シンプルに、時間的な指標として意識して、自分の勉強時間を合わせてみると良いでしょう。
医者から学ぶ勉強法のまとめ
段階的にわかるのは、まずは継続できる・長時間勉強できるという、勉強への耐性を身につける段階。
次に理解力や勉強法の質を高める段階。
この2段階で考えてみるとわかりやすいと思います。
特に、勉強が嫌い・勉強が苦手という人は、勉強への耐性を強くしていく必要があります。
継続して努力することで勉強法というものも身についていくことを考えると、やはり継続が一番力になるからですね。
そして次に理解や記憶力などを高めていく段階に入ります。
勉強法には、裏技などはあまりないと言われますが、それは間違いで記憶術や効率的な勉強法はまさに裏ワザのようなものです。
医者は勉強のエキスパートでもあるので、色々な勉強法を知っている事も多く、中には記憶術などもマスターしている人もいます。
勉強への耐性ができたら、理解力や記憶力といった能力を高める事。
高め方としてはやはり記憶術教材や勉強法の商品を買って、やり方を学んでいくことになります。
続ける、そして学びを磨く。
これを大切にして、どれだけ自分が長時間・ストレス無く続けていけるかがカギになります。
強力な記憶術や勉強法を手に入れたうえで、「継続は力なり」ぜひ、このことを信じて勉強に取り組んでみてはいかがでしょうか。
それだけで恐ろしいほど差が出てくるので。
それと、医者の勉強法というタイトルで記事を書きましたが、全部の医者がそういう勉強法をしているわけではないです(当然ですが)。
参考までにということで、この一部の医者からの勉強法をヒントに頑張ってみてくださいという感じで書いてみました。