▼役立つ勉強法

勉強に集中できない人は偉人から学ぼう

受験生でも社会人でも勉強や仕事に集中できない人は多いもの。

やる気が出ない、集中できない、やらなきゃいけないと思いつつも他のことばかりしてしまう・・・・
勉強に集中できない悩みを解決できるよう日本の偉人から考察してみました。

日本の偉人たちはみな、類い稀な才能を持っていたことは間違いありません。

しかしどんな才能を持っていても、伸ばしていかなければ何の役にも立ちません。

彼らを支えたのが、集中力と独自の勉強法による努力。

その努力の仕方を学べば、同じタイプややる気のある人にはプラスになると思います。

日本の偉人たちの勉強方法をお手本にして、自分の勉強・能力をアップさせる事ができるようまとめと考察をしてみました。

これは!という方法は、ぜひ取り入れてみてください。

新井白石の勉強・集中力持続法

Arai_Hakusekiまず紹介したいのが新井白石です。
新井白石は徳川家宣、徳川家継と二代にわたって側用人を務めた人物。

その業績は貿易から文化的な著述に至るまで多岐にわたり、現在でも著作は読まれていたりします。

まず知っておくべきは、新井白石は、幼少時代より机に向かい、幕政に役立つような人間を志していました。

このような部分は、集中できない、やる気が出ないという現代の多くの学生とは違い、目的意識が強くある事でしょう。

この目的意識は勉強する上で重要なポイントになるので、親や先生に言われてなんとなく勉強している人は、このような根本的な違いを解決していくのが勉強ができる・能力が高い・合格できる・自分の道を進めゴールまで行ける人になる鍵になります。

簡単にいうと、人に言われてやっているようでは勉強は身になりにくいということです。

勉強した先に、つまらない人生が待っている可能性も高いので注意しましょう。

新井白石の集中力は凄そうですが、そうは言っても日々勉強をしていけば、毎日毎日高い集中力を発揮できるわけではありません。

新井白石も毎日集中して勉強をしていたわけではなく、眠いという睡魔との戦いという問題もあったようですね。
彼は眠りそうになると、井戸でふんどし姿となって冷水を浴び、再び机に向かっていったそうです。

自分はこのような姿勢で勉強しているか?
そこまで真剣に勉強しているか?

というのは、大きな違いと言えるでしょう。
勉強は、まず本気の目的を持つ事が大切なのだと実感させてくれます。

眠いから明日やろう・・・という感じではなかなか身にならないわけですね。

勉強していて眠くなったり、集中力が途切れてきたら、冷水を刺激にし、また勉強するというのが実用的な勉強法でしょう。

そこまでストイックにやらないといけないわけではなく、そのような意識レベルになるようにしていくことが重要です。

怠け癖やたるんでいる人は、新井白石の話を思い出して、自分に厳しく勉強をしていくのがおすすめです。

宮本武蔵の勉強・集中力持続法

Miyamoto_Musashi_Self-Portrait次に紹介したいのが、剣豪・宮本武蔵です。
意外に思われるかもしれませんが、彼も勉強家な側面を持っています。

子供時代は村のガキ大将というか手のつけられない悪童であり、青年になってから乱暴者との決闘で相手を叩き殺したことで命を狙われるようになりました。

身を隠すようにして、知り合いの家へ転がり込み、天上裏を改造したような書庫で濫読にふけったといいます。

これは時代劇などだと沢庵和尚に閉じ込められて本を読み漁ったりと、詳しい部分はわかりませんが、共通するのは篭って本を大量に読んだという部分。

宮本武蔵は、ろくに教育を受けた形跡がないにも関わらず、優れた作文家として業績を残しています。

例え独学でも、高いレベルの教養を身につける事が可能という良い見本でしょう。

極端な話ですが、集中して学ぶ期間を作ることは、やはり学力向上につながります。

宮本武蔵と比べて、自分はどれくらい勉強しているのかは考えてみるとその勉強量の違いにやる気を出す人もいるかもしれません。

1日中勉強している人と、1日の内たいして時間を使っていない人では、やはり勉強が身になる率は大幅に違ってきます。

そして、勉強をやっているという形だけではなく、しっかり頭で考えて記憶して問題を解いたり、問題解決に役立てたりと色々な頭の中の質が時間とともに差を生み出していきます。

その第一歩として、集中して勉強に没頭するということ。
これが大事だとうことです。

脳科学者の茂木健一郎さんは、没入感という感覚の話を本などに書かれていますが、集中力というのは、なんとなく勉強している人とはかなり差が出る勉強の質を決めるポイントなので、最初のうちは集中できているかを常にチェックしていくといいでしょう。

そして2つ目は、それしかできない環境に身を置くことです。
宮本武蔵なら篭って本を読んでいる部分ですね。

昔から考えて現代は面白いことがたくさんあります。

昔なかったゲームや美味しい食べ物や楽しいアミューズメントパークなどなど、集中力を阻害するようなものがたくさんあるのです。

欲望との戦い的な部分もありますが、集中できる人というのは、目的意識が強いか、勉強が好きなことがほとんどです。

昔と違って、勉強以外にやることが少ないような生活ではない現代は、環境を作るにも意識を向けていくといいと言えそうです。

例えばですが語学を学ぶなら海外に行くというのもいいですね。

個人的にも海外ではやはり語学を勉強せねば!という目的意識が強まったので、これは重要なポイントと言えると思います。

結局勉強法として大事な部分は、目的、そして環境を整える事。

誘惑の無い状態で、勉強だけに集中できる環境があれば大幅に勉強量が増えます。

何にどれだけの時間を使っているか見なおしてみましょう。

マネジメントの父とされるドラッカーは、選択と集中というフレーズで、その重要性を語っています。

何にどれだけ集中するのかを決めて、その後、どれだけ集中できるのかを高めていく。

その事例、イメージとして宮本武蔵と比べてみると、自分の勉強量の少なさがわかります。

納得できた人は、そうやって、勉強に集中してみてください。

杉田玄白の勉強・集中力持続法

Sugita_Genpaku杉田玄白の勉強法を知ってみましょう。

彼はオランダ語で書かれた医学書を日本語にえした医者として有名です。

通訳もいなければ、ろくな参考文献も手に入らない状況で、どうして異国の言語を翻訳できたのか?

それは、仲間の医師たちとの協力があったためです。

分からない単語は印をつけて後回しにし、知識が蓄積してきてから改めて推理する、というとにかく前へ進む方法で、長い年月の努力を重ねていきました。

勉強は一人でやるものという固定観念で勉強していると、所詮一人の力でしか伸びません。

勉強を複数でやる事。
これは大きな勉強改革になります。

受験生でも社会人でも勉強仲間の存在は大きいもので、勉強ができる人は毎日ではなくても勉強をする仲間が意外といるものです。

輪読と言って、一冊の本をみんなで回し読みしていき、それについて語ったり理解を深めたり、教えあったりして、効率的に理解を含めるなど、勉強仲間での勉強法は工夫次第で相乗効果が得られるものなのです。

やる気の継続についても勉強仲間がいればそれだけでやる気も持続しやすくなります。

勉強が面白くない人は、勉強をやる事も重要ですが、勉強を面白くしてくれる仲間を見つける事が実は大きな変化をもたらしてくれるポイントになったりもします。

やってみるといいと思いますね。

実はこの勉強仲間というのも環境でなんとかなるものです。

学生だと難しいかもしれませんが、社会人の人はシェアハウスなども意外と使えます。

他人が一つの家の別々の部屋に住んでいるシェアハウスは、仲良くなれば毎日勉強できます。

個人的にもこれは大いに役立った経験だったので、やはり環境の大切さを思い知りました。

それは目的が一致していたことなので、目的と環境により集中力が続くような仕組みを作れるということなのです。

なので、特に目的意識がハッキリしていて、同じ目的を持った仲間がいるのがポイントになるでしょう。
参考にしてください。

まとめ

結局のところ、目的意識の強さ、集中して勉強に没頭すること、勉強仲間という部分で考えてみると、現代日本の教育というのは、目的を持たずに勉強をやらされている人が多いように思います。

目的を持っている人は自然と勉強をやり、勉強に没頭することも多くなっていきます。

そこに仲間が加わると、一人で勉強するよりはるかに効率的になり、知識の交換もできる為成長も早まるのはいうまでもありません。

一人で勉強するなら目的や志があるか?

という部分が大切になってきて、二人以上で勉強する場合は、やはり同じ目的が必要になり、そして仲間の質によって勉強への相乗効果が変わってきます。

今現在の自分はどのような勉強をやっているのかを考えてみると、効果的な勉強をしているといえるでしょうか?

この部分をなんとなく考えている人ではなく、しっかりと変えようと行動できる人はとても伸びる人だと言えます。

伸びる人は行動し、伸びない人は行動しない。

簡単なことですが、これは意識しておいた方がよいでしょう。

結局のところ、やるかやらないかが重要です。

そしてやり方も大きなポイントになります。
だから優れた勉強法を身につけ、とにかく集中してやることです。

当然、なんとなくではなく、目的に向けて勉強をするようにしましょう。

できればそういう仲間を集めることや、集まっている環境に行くことです。

これがかなり有効な勉強法なので、行動してみてください。

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